
「なぜ、あの人とは話が噛み合わないのだろう?」
「どうして自分はいつも同じパターンで悩んでしまうのだろう?」
「人間関係のストレスをもっと減らす方法はないのだろうか?」 こんな疑問を抱えたことはありませんか?
私たちは日々、様々な人間関係や状況の中で、理解できないことや納得できないことに悩まされています。
しかし、その多くは「見方を変える」ことで解決の糸口が見えてきます。 「わたし力活性化・半年プログラム」では、エレメント(空・風・火・水・土)という古来からの知恵を現代的に応用し、自分自身と他者をより深く理解するための視点を提供しています。
以下は、プログラムを終えた方々へのお疲れ様会で私がお話しした内容です。半年間という時間をかけて培う視点が、なぜ人生を大きく変える力を持つのか、その本質をお伝えします。
なぜエレメント(空・風・火・水・土)なのか
「私自身がその空・風・火・水・土っていう物事の捉え方を教わった時に、その空虚っていう言葉の意味、なんか空間みたいなところにポンと嵌ったんですね」
宇宙(空)という大きな器の中に、他の4つのエレメント(風・火・水・土)が存在する。この概念に出会った時、世界の見方が大きく変わりました。それまでの私は、人を漠然としたシルエットや雰囲気で捉えていました。しかし、「空という入れ物の中に他の4つが入っている」という説明に、大きな気づきがありました。
「これか!と思って。面白いぞこれって」
これは単なる性格診断ではなく、人間のサイズ感や器の形、深さ、直径など、個々の違いを捉える新しい視点でした。これによって「なんであの人分かってくれないの?」「なんであいつあんなことしているの?」という疑問に対する理解が深まります。
エレメントによって世界の見方が変わる
「半年かけて、空・風・火・水・土でみんなそこのバランスを取り合って、何かが起きた時に何かが小さくなったりして、その器の中に収まるように動いている」
これを理解すると、人との関わり方が変わります。「あの人はきっと今こんな感じだからなるほどね」と引けたり、「この人は合う、この人は合わない」と判断でき、余計に悩まなくなります。
「私にとっての大切なものと、あの人にとっての大切なものが違うから、望むものが違う。だから話も噛み合わない」
このように人や状況を捉えられるようになると、日常生活が劇的に変わります。
なぜ半年もかかるのか
「シンプルじゃないと理解できないんです。すごい大きいデータから何かを引き出すって無理なんですよ。ざっくりこの辺か、この辺か、この辺か、この辺かっていう当たりがつけれるかどうか」
人生の複雑な問題を整理するために、まずは大きく4つに分ける。それは、洋服を一つの大きな箱にぐちゃぐちゃ入れるより、靴下、下着、Tシャツなど、引き出しに分けた方が取り出しやすいのと同じです。
「これを半年かけてしてきたと思うんですよね」
月ごとに少しずつ進めていくのは、一度に全てを理解することが難しいからです。徐々に体験し、感覚を養い、自分なりの理解を深めていく。それには時間が必要です。
「一度に全部を理解することは無理なんですよ。見立てがしやすくなるための基準があるのとないのとで、考える時間や悩む時間、苦しむ時間、ストレスやモヤモヤする時間は劇的に変わる」
理解から行動へ:取説の活用
「脳が理解できない言葉は分からないので行動できないんですよ」
複雑なことは実践できません。だからこそ、取説はシンプルな言葉で書く必要があります。
「フランス料理の"ふわグラなんとかクリームを添えて"みたいに言われても、それは肉なのか魚なのか何味なのか分からない。"味噌ラーメン"って言われた方が分かるでしょ、みたいな感じ」
脳が理解できないことはイメージができないため、重要性も分からず、対策もできません。そのため、多角的に書いてもらったものから、最終的にシンプルなエッセンスを抽出する作業が必要なのです。
「どうしたらいいか分からないからみんな悩んで困るんですけど、絶対にバランスされている」
自分の中に何があって、どうすれば良いのかが分かれば、不安や迷いが減ります。
これからの進み方
「半年前より10倍は強いですよ、心がね。なんで、何を信じればいいか分かっているわけですから。私が何者かっていうのが分かっているわけですから」
半年間のプログラムは、自分自身のベースを作る時間でした。それはスタートラインに立つためのもの。これからはそのベースをもとに、より実践的に人間関係に応用していきます。
「継続の方っていうのは対人関係に対してのリストを作っていくんですけど、自分にできないことって人にできないんですよ」
まず自分の解像度を上げ、それから他者をより細かく見ることで、人間関係でのダメージを避けられるようになります。
「自分の解像度をもうちょっとクオリティ上げとかないと、相手の見立てが甘いから傷つきかねない、ダメージを受けかねない、リスクが上がる」
この続きのステップでは、さらに自分を深く理解し、それを基に他者との関わり方をより良くしていきます。
最後に:バランスの法則
「絶対に釣り合いが取れるようになっている」
私たちは自然の一部として、常にバランスを取るよう作られています。良いことがあれば、それに対応する何かがある。それは「悪いことが来る」と恐れるのではなく、「これだけ良いことを感じられる私は、何かあっても立ち直れる力がある」という自信に変えるべきものです。
「いいことがここまで感じられた私っていうのは、何かあってもまた上がってこれる力を持っていたんだっていう、この振り幅をちゃんと乗り越えられるベースがあったっていう自信にする」
どんな状況でも、「私が何者か」を知り、自分の中のバランスを信じることができれば、心は10倍強くなります。それが、半年間で得た最大の宝物なのです。
エレメントという視点を通して見る世界は、単に物事や人を分類するだけではなく、自分自身との深い対話を可能にします。この半年間は、その対話のためのベースづくり。これからはそのベースをより強固にしながら、実際の人間関係や日常生活の中でその知恵を活かしていく時です。
主催者から
いかがでしょうか?エレメントという視点で世界を見ることで、今まで解けなかった多くの「なぜ?」が解けていくことをお分かりいただけたでしょうか。 「わたし力活性化・半年プログラム」では、このような視点をただ学ぶだけでなく、実際に自分の人生に取り入れ、自分自身の「取扱説明書」を作成していきます。それは、これからの人生における迷いや困難に対する、かけがえのない道しるべとなるでしょう。 あなたも、自分自身との対話を深め、より軽やかに、より自分らしく生きる旅に出てみませんか?
◆次回「わたし力活性化・半年プログラム」
開催予定◆ 開始時期:2025年6月 詳細:[お問い合わせフォーム]よりご連絡ください
※事前カウンセリングを行い、プログラムが合うかどうかを一緒に確認させていただきます