
「この記事はこんな方におすすめです」
- 背中が重い・詰まる感じがするけど、ケアの方法がわからない
- つい頑張りすぎてしまい、気がつくと呼吸が浅くなっている
- 感情が揺れているときほど、体までしんどくなる
- 講座やセッションをやっていても、自分のケアは後回し
- 「自分でもできる整え方」を知っておきたい
姿勢と感情はつながっている
姿勢って、ただ見た目の問題やと思ってませんか?
わたしはセラピストとして、体に触れるたびに実感しています。
姿勢には、その人の「今の感情」や「抱えてきたもの」が、びっくりするくらい現れるんです。
- 気持ちが沈んでいると、背中が丸くなる
- 緊張していると、胸まわりがカチコチに固くなる
- 焦っていると、呼吸が浅くて肩がギュッと上がってしまう
「あるある」って思いませんか?
これ、偶然ちゃうんです。
姿勢は、心の状態をうつす鏡なんですよ。
背骨が教えてくれる「いまの自分」
わたしがセッションでよく触れる場所のひとつが、「背骨」。
背骨って、体のど真ん中にある軸。
その動き方には、その人の“本音”がそのまま現れていると感じます。
たとえば……
- 背中が丸まってる時 → 感情を閉じ込めてるサイン。「もうこれ以上無理」と心が守りに入ってる状態。
- 胸を張りすぎている時 → 頑張りすぎモード。外には堂々と見せてるけど、内側はパンパン。
- 首が前に出ている時 → 思考過多。頭ばっかりフル回転で、体は置いてけぼり。
どれも「悪い姿勢」ではないんです。
今の自分の状態を、体が正直に見せてくれてるだけ。
感情は背中にたまる。そして、動き出す
あるお客様のセッションでのこと。
背骨に手を添えていたら、まるで波のようにその背中がゆらぎ出したんです。
呼吸が変わって、肩甲骨がゆるんで、
最初はギシギシだった動きが、スーッと広がっていく。
そのとき、わたしの手には
**「しんどさが抜けていく感じ」「本音に触れていく感じ」**が、ちゃんと伝わってきました。
終わったあとのお客様のひとこと。
「背中が軽くなった……」
「背中が薄くなった感じがする」
これが、感情と背骨のつながりです。
呼吸が整うと、感情も整い出す
背骨の動きは、呼吸とすごく深く関わっています。
- 背中がガチガチだと、呼吸は浅くなる
- 背骨がしなやかに動くと、肋骨や胸骨も連動して、呼吸が自然と深くなる
すると、不思議なことに——
自律神経が整い始めて、
「感じても大丈夫」っていう安心感が戻ってくる。
だからこそ、しんどいときほど
「考える」より「整える」のが先。
思考でグルグルするより、体から感情にアプローチした方が、ラクになれることってめちゃくちゃ多いんです。
自分でもできる、3つの整えワーク
「でも、自分でもできるんかな?」
そう思う人も多いはず。
だからこそ、わたしがおすすめしたい
“自分の体を、自分で整える”ワークを紹介します。
H3:① 背骨の“しなり”を取り戻す
- 座って、背中をゆっくり丸める→反らす
- 吐くときに丸めて、吸うときに反らす
- 呼吸に合わせて5回ほど繰り返すだけ
ポイントは、背骨が波のように動く感覚を思い出すこと。
② 呼吸ラインを太くする
- 胸に片手、お腹に片手を当てて
- 吸うとき:両方がふわっと膨らむ
- 吐くとき:胸→お腹の順に緩める
呼吸ラインが整うと、内側が“ひとつの空間”になります。
そこに安心感が生まれるんです。
③ 背中に手を当てて「気持ちの出口」を作る
- 両手で背中(肩甲骨の下あたり)を軽く包むようにして
- そのまま深呼吸
- 心の中で、「今どんな気持ちがある?」と静かに問いかけてみる
言葉にならなくても大丈夫。
感情って、出口ができると自然に流れ出すんです。
姿勢と感情の“循環”を、自分のものに
姿勢は、「性格」や「癖」やなくて、
今のあなたの“こころとからだ”の状態そのもの。
だからこそ——
- 背骨をゆるめる
- 呼吸が深くなる
- 気持ちが落ち着く
この“循環”を、自分のものにしてほしいんです。
無理に前向きにならんでもいい。
無理にポジティブ思考をしなくてもいい。
整えるだけで、ちゃんと変わっていける。
おわりに|「わたしに戻る」ためにできること
セッションのたびに思うんです。
背中って、ほんまにたくさんの「しんどさ」を引き受けてきてるんやなあって。
でもね、
自分の背中に触れて、呼吸して、整えていく。
それだけで、ちゃんと「わたし」に戻ってこれる。
そんな方法を、わたしはこれからも届けていきたいと思っています。
今すぐできる戻り方
無理にがんばらんでも大丈夫。
「背骨 × 感情 × 呼吸」で、自分らしさを取り戻すセッション、受けてみませんか?
わたしと一緒に、“できない自分”をほどいていきましょう。

