年明けの仕事始め。目覚ましが鳴っても「なんだか体が重いな」と感じること、ありませんか? まるで長い休暇から戻った車がエンジンをかけてもすぐに走り出せないような、そんな感覚です。
これは体だけでなく、心のリズムがまだ「仕事モード」に切り替わっていないサインかもしれません。休暇中のゆったりモードから、シャキッと動くためには、ちょっとした工夫が必要です。
新しい年のスタートを、もっと軽やかにするための「朝の簡単な習慣」を取り入れてみませんか?
新年の仕事始めを軽やかに迎える3つの簡単習慣
新年、仕事始めの朝に体をスムーズに動かせるようにするための具体的な方法を3つご紹介します。どれも簡単で、すぐに取り入れられる習慣です。
1. 目覚めたらその場で足踏み – 「地」のエネルギーを活性化
朝、目が覚めたら、ベッドの横で軽く足踏みをしてみましょう。
やり方:
- 立ったまま、地面を踏みしめるように意識して足を上げ下げします。
- 10秒間ほど、リズムよく足踏みを続けるだけでOK。
ポイント:
踏みしめる感覚を意識すると、体全体にじんわりと温かさが広がります。これは、血流が促進されて体が目覚めていくサインです。
この足踏みは、インドの五大元素の「地」のエネルギーを活性化する動作です。「地」は安定や安心感をもたらし、体にしっかりとした軸を作ります。朝の足踏みで「地」の要素を取り入れることで、揺らぎやすい心が落ち着き、一日をしっかりスタートできます。
五大元素の補足:
- 地(安定・基盤) – 体の強さや持久力を生み、精神的にも安心感を与えます。地面を踏みしめることで「今ここにいる」という感覚が強まります。
- 水(流動性・感情) – 体の潤いや柔軟性を保ち、感情の流れを助けます。歩くことで感情の停滞が和らぎます。
- 火(エネルギー・変化) – 内なる情熱ややる気を引き出し、消化や体温調整にも関わります。胸を開く動作で火が活性化します。
- 風(動き・循環) – 思考やエネルギーの巡りを促し、心や体が軽やかになります。自分を抱きしめる動きで風が整います。
- 空(広がり・可能性) – 心の解放感や新たな気づきをもたらし、空間や意識の広がりを感じさせます。歩くことで空のエネルギーが育まれます。
地面を感じながら足を踏みしめることで、「自分の足で立つ」という感覚が蘇り、自然と気持ちが安定していきます。
2. 自分をぎゅっと抱きしめる – 「風」と「火」のバランスを整える
次に、胸の前で腕を大きく広げて自分を抱きしめる動作を行いましょう。
やり方:
- 息を吸いながら腕を広げます。
- 吐きながら、自分をしっかり抱きしめるように腕を閉じます。
- これを3回繰り返しましょう。
さらに、腕を上に伸ばしてストンと下ろす動作を加えると、肩の緊張がスッと抜けてリラックス効果が高まります。
ポイント:
この動作は「風」のエネルギーを整える役割があります。「風」は動きや循環を司り、心や思考が滞らずに流れるように促します。自分を抱きしめることで、「風」が乱れている時に気持ちが整い、自分を優しく包み込む感覚が生まれます。
胸を開き、呼吸を深めることで、「火」のエネルギーが活性化しやすくなります。「火」はやる気や情熱を生む要素です。朝のこの一手間が、仕事へのモチベーションを引き出してくれるでしょう。
3. 歩きながら思考を整える – 「水」と「空」の流れを促進
朝食の後、家の中を少し歩いてみましょう。歩くことで体が温まり、頭がクリアになります。
やり方:
- 部屋の中を3分ほど歩きながら、「今日はどんな風に過ごそう?」と自分に問いかけます。
- 歩きながらの軽い思考整理は、心のリズムを整えるのにぴったりです。
ポイント:
歩くことは「水」のエネルギーを動かし、流れを生みます。「水」は心を柔軟にし、停滞していた思考や感情を解きほぐします。特に朝に歩くことで、感情の切り替えがスムーズになり、体が軽く感じられるでしょう。
さらに、歩きながらの思考は「空」のエネルギーとも関係しています。「空」は新しいアイデアやインスピレーションをもたらし、可能性を広げる要素です。
習慣化して、新年を軽やかにスタート!
体を動かす時間は、心の状態も整えてくれます。朝の習慣を積み重ねることで、自然と体と心のバランスが取れるようになります。
自分の体に目を向けることが、毎日を気持ちよく過ごす第一歩です。自分自身のペースで続けて、軽やかな新年のスタートを迎えましょう。